認知症と診断された母の記録

2014年に認知症(初期)と診断された母。遅まきながらその症状等を2017年夏より備忘録として綴っていこうと思います。既に過ぎ去った過去のあれこれについても思い出したときに追記していきたいと思います。

病院デー(7/7)-病院3か所はしごとガストでランチ。

今日は午前中に2つの病院(歯医者と整形外科)の予約が入っている。しかし、予約時間に少し間があったのでその間に眼医者にも連れて行くことにした。

 

①9:30~歯医者(定期健診+クリーニング)

長年の汚れが小ぶりついていて、クリーニング中に歯ぐきから多少血が出たようだ。おまけに石化したゴミが詰まっていたようだ。

②10:45~眼医者(緑内障の進行チェック)

本来1か月程度でなくなるはずの目薬であったが、点し忘れが多かったため約3か月来ていなかった。先生も少し呆れていた。

この日は少し大がかりな検診を行って、やはり1年半前の最初の来院時に比して左目の視野が狭まっているようだ。だが本人には自覚は全くないようであった。

点眼液を2本もらう。

③11:50~整形外科(包帯外しと第一回リハビリ)

念願の包帯外し。しばらく洗っていなかったため垢がボロボロ落ちてたっ(汗

 

それぞれの病院は母邸からすべて徒歩圏内。二つ(歯医者と整形外科)はいつも行くスーパーの2階にある。しかし、じゃぁこれから歯医者ね!と向かい始めると「えっ、どこにあるの?」と言う。「スーパーの上だよ。」と答えるが、その数秒後には「あれっ、今からどこ行くんだっけ?」とまた聞き返してくる。

最初の歯医者だけでなく、次の眼医者でも整形外科でもそうだ。「何でそんなところに行くの?何しに行くの?」とも言う。

 

少し泣けてくる・・・・

 

昼過ぎ、この日の全ての病院通いが終了して母邸へ。いつもの薬チェックだ。

この日も薬は失念していた・・・・・

 

落胆して冷蔵庫チェックは忘れた。

 

訳あって徹夜明けで来たため、いつも以上のドライブ行きたい攻撃には「申し訳ないけど今日はホント疲れていて行けないんだ。ごめん、帰って寝たい。」と退けた。

 

っが、何度となく「ドライブ行きたい。ドライブ行きたい。」と小学生がダダをこねるが如く執拗な攻撃だった。

 

昼時だったので、わざわざ少し遠回りのドライブがてら近くのガストへ連れて行くくらいが私の方が限界であった。

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ガストでも「ドライブ行きたい。」を連呼してくる。そのたびに「ごめん。ホントに居眠り運転になっちゃうから無理だよ。」と応えると、「そうか、ごめん。」とその時は言ってくるのだが、少し経つと「それでも行きたいんだわ。」と無茶を言ってくる。

最初は認知症のせいで、こっちの答えを忘れてしまってるのだとばかり思っていたのだがそうでもないらしい。

自分の欲望が抑えきれないようだ。

今振り返って思い返すと、周りからも医者からも自転車に乗ることを止めるように言われ続けたが一向に従わずに転んで骨折をした。食べ物も甘いもの、乳製品は止められているのに買い続けて食べ続けている。

欲望に対するの抑制力が弱まってきている。だから頑固と言われてしまう。これが老齢化の影響のもので誰しもそうなのか?それとも認知症による影響なのか?

 

追記

この日は私が帰宅した後、娘婿から電話で夕食に誘われたようで車でどこかに連れて行ってもらったようだ。(日記には「ガスト?」と記載されていたが「?」が付いていたので本人はやはり覚えていないようだった。)