認知症と診断された母の記録

2014年に認知症(初期)と診断された母。遅まきながらその症状等を2017年夏より備忘録として綴っていこうと思います。既に過ぎ去った過去のあれこれについても思い出したときに追記していきたいと思います。

(私事)鎖骨骨折ー手術入院まとめ(9/9-12)

バタバタしていて油断していたらブログを2カ月放置してしまった。母の記録は続けないと後から振り返れないので、デイリー記載を怠った2018年9月,10月についてはカテゴリー毎に箇条書きでまとめることで誤魔化すことにした。

※日付も遡りで登録

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

f:id:shintaro1111:20181116113657j:plain

クラビクルバンドという 大リーグボール養成ギブス みたいのを装着し、胸を反る姿勢を保つよう一か月近く 保存療法 にて治癒を目指していた鎖骨骨折。

f:id:shintaro1111:20181112124511j:plain

既に記事にしている通り、遅ればせながら手術でボルトを入れることにした。 

shintaro1111.hatenablog.com

 

9月9日(日)- 入院一日目

3~4泊の短期手術入院なので、入院のしおりに記載してある持参物と他に必要そうなものをミニスーツケースに詰め込む。

f:id:shintaro1111:20181116111028j:plain

小雨が降ってきて面倒くさかったのでタクシーに来てもらってドアtoドアで病院へ。母を連れていくとき以外で病院にタクシーで行くのは初めてだ。病人なんだという感じが高まる?

まずは入院の受付。デポジットで3万円。預ける事にあまり意味があるように思えないがまぁ一応。

今日は日曜日で執刀する先生も来ていない。特段やることは何もないが手術前に安静にしておくのが目的の前日入院かな?

セレブでもないので八人のタコ部屋。若いイケメンの看護師が病院についていろいろ説明してくれた。

f:id:shintaro1111:20181116111158j:plain

自分は右鎖骨をやっているので主に左手を使っての生活となる。そのため荷物の出し入れ、手すり、テレビ等々は左側にないと何分不自由なのだが、あてがわれたのマイスペースの物の配置は左側は直カーテンで仕切られており、物は全て右側にある。この病院は患者の状況に合わせた対応まではできていないようだ。

イケメン看護師さんに一応お願いしてみたが、空きがないので我慢するように言われ、取りあえず様子見。

夕方になり憧れの 入院食 が提供される。「病室で食べる食事」という非日常感も相まって、さして美味しくもなかろう粗食がデリシャスに感じた。

 

明日は手術で全身麻酔をする関係で、この夕食後は明後日の朝食まで一日半食事禁止。少しでも遅くまで・・・・と思い、必要以上にゆっくりとこのデリシャスな粗食をいただく。

夜は10時就寝だが「そんな時間に寝付けるはずもない。」とスマホをいじくり始めたらあっという間に夢を見ていた。我ながら自分の寝つきの良さに翌朝感心した。

 

9月10日(月)ー入院二日目(手術当日)

とうとう手術・・・ではあるものの、開始は15時予定。それまでに部屋の他の患者には朝食・昼食が配られるのを指をくわえて我慢。う~ん、どうせなら午前中に手術してほしかったよ!

体内を清めるのか良く分からんが昼前から点滴を入れられる。

昼過ぎになり執刀医のS山先生から手術の説明を聞かされる。いわゆるインフォームドコンセントと言うやつで「手術に完璧はあり得ない、万が一もあるよ!」といった説明を聞かされサインした。

15時、看護師が呼びに来て歩いて手術室へ。麻酔医の説明を聞いたのち、インターンと思しき若い先生数人が各種の問診、バイタルチェック等を行ってくれた。皆、ニコニコした笑顔で接してくれ、手術へ向かう患者の不安を取り除く効果はあるように思う。

手術台に寝転がり、麻酔注射の後顔にマスクをかけられる。とうとう手術スタートだ。執刀医が述前のブリーフィング?始めたあたりで意識がなくなった。

看護師さんの呼ぶ声で目覚める。感覚的にはあっという間であったが17時少し前。手術室に入って2時間弱の時間。手術後はすぐに起こすのでなく麻酔が薄れる頃を見計らって声をかけるそうで、手術自体は30分もかかっていないらしい。

目覚めたは良いが、まだ麻酔は効いてい右半身が動かない。来た時は徒歩だったが病室への帰りはストレッチャーに乗せてもらった。う~ん、これもテレビドラマの場面でしか見たことがなく、少し感激。

 

夕食タイム。部屋の他の患者さんに配られるが私は今日一日の食事はNG。

実は看護師さんの話によると全身麻酔が解けたら軽くならOKと言われていたので、術まえに売店でこっそりおにぎりを2つ購入しておいた。

時折、定期的に看護師さんが様子見に来てくれていたが、やることもないので横になっていたらやはり寝付いてしまった。しかし、とうとう尿意をもよおしてきたので看護師さんが来られたときにお願いしたら、まだ麻痺が残っているので・・・・とトイレに行かせてくれない。尿瓶を出された(汗)

でも、これも非日常の興奮のせいか尿意があるも出ない。ついでに「少し便意もある気が・・・」なんて言っちゃったもんだから看護師さん「分かりました。歩くのは危ないのでオムツしときましょ!」って。

あれよあれよという間にあられもない体勢にされたかと思ったら、こちらが恥ずかしいと思う前に下半身もろ出しにされてオムツを履かされた(汗) プロはすごいや!

尿便意はあったのだが結局出ず。この夜、このオムツが役に立つことはなく少し恥ずかしい思いをしただけだった・・・(笑)

 

9月11日(火)ー入院三日目(術後安静日?)

この日は何があった?

朝起きたら、しびれとかは全くなくなっていたと思う。普通通りに体が動く。手術した鎖骨も痛み止めが効いているのか全く痛くない。

 

7:00になって待ちに待った1日半ぶりの食事~♪

f:id:shintaro1111:20181116111643j:plain

午前中にリハビリの療法士がやってきていきなり術後リハビリをやると言ってリハビリルームへ。リハビリなんて聞いてなかったので少しびっくりした。しかも術後翌日に!この療法士いきなり結構動かすので少し怖かった。でも、鎖骨に入れたボルトのおかげで安心さは増している気がした、

サプライズのこのリハビリ以外、先生、看護師さんたちからも相手にされず、ほぼ放置される一日だった。

 

久しぶりの食事がとてつもなくおいしく感じたことを覚えている。

f:id:shintaro1111:20181116112933j:plain

f:id:shintaro1111:20181116113030j:plain

あまりに暇なので、少し病院の外を散歩してきた。(ほんとはダメらしい。)

日中寝すぎているせいで睡眠リズムが狂ったのか、この日から暫くの間、トイレに行きたくなり夜に何度か起きるようになった。

 

9月12日(水)ー入院四日目(退院日)

看護師からの説明もないまま四日目を迎える。

入院前に医師のS山先生からは「何もなければ4日目で退院できる。様子見たかったら5日、6日でも居てよい。」と言われていた。

昨日はほぼ放置されていたし、自分的にも問題なさそうだったので今日退院する気満々でいた。

最後になろう病院食を美味しくいただく。米飯に牛乳は最後まで慣れなかった😌

f:id:shintaro1111:20181116113314j:plain

 

食後暫くしても看護師から何の話もない。仕方ないのでナースコールを押して来てもらい「今日退院できるんですよね?」と確認してみた。

看護師の方の段取り的には今日の退院は念頭になかったらしく逆に「今日退院したいんですか?」と聞かれる始末。体調的にも問題ないし入院していてもやることなくて暇ストレス抱えるだけなので「はい。体調に問題ないですし、先生からも問題なければ4日で退院です。と言われてますのでそのつもりですよ。」と返答。

するとこの看護師「今日退院するなら、もっと早く言ってくださいよ!」とのたまわれた(驚)

そもそも、こっちから言うべき話なのか?病院側が患者の術後体調のチェックしながら打診すべきでないのか?と少し釈然としなかったがこんな事言われたので一刻も早く退院して家に帰りたくなったよ。

 

11時頃、執刀医のS山先生の回診があり、退院OKと言われ昼飯前に病室を出る。

 

入院時にデポジットとして預けた3万円を返してもらい、あらためてカードで全額決済しなおす。他の方のブログ等では15万円くらいかかったと書いてあるものもあったが、私の3泊4日の入院費総額は 111,874円 。思ったより安かった。

 

行きは小雨の影響もあったが病人ぶってタクシーを使ってみたが、帰りは病院前から出ている市バス(大阪シティバス?)で帰宅した。

 

以上、9月の入院の記録掲載完了。