認知症と診断された母の記録

2014年に認知症(初期)と診断された母。遅まきながらその症状等を2017年夏より備忘録として綴っていこうと思います。既に過ぎ去った過去のあれこれについても思い出したときに追記していきたいと思います。

マイナンバーが理解できない母

2017.9.9 母邸訪問


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図書館の帰りに母邸に顔を出す。

年金機構から扶養家族確認関連の書類が届いていた。

母は市営住宅で年金暮らしをしているが一人で住んでいる。母が扶養している親族はいないので届いた書類に確認の書名捺印して送り返せば良いのだがここ数年、役所関係の書類は自力で対処できないようになってきた。

今回も書類開封して自力で対処しようとしたようで、既に住所、氏名、捺印等だいたいのトコは記入済みであった。マイナンバーを記入する箇所にも記入済みであったが、マスの数と記載してある番号の桁数があっていなかったので少し疑念を抱いた。

母に「これ、何見て番号書いたの?」と聞いてもいつものとおり「あれっ?なんだったっけ?あれっ?あれっ?」と思い出せない。

しばらくして、どうやらマイナンバーでなく、年金基礎番号を記入していることが分かった。

母に「これ、間違ってるよ。マイナンバー書かなきゃね。」と言うも母は「マイナンバーは○○○○しかないねっ!」と。「それは銀行の暗証番号じゃんかぁ~」と返すも「マイナンバーってなんだっけ?」という感じになる。

マイナンバーというものを既に理解できていない。通知書もどこに保管しているのか分かっていないようだ。

しばらくすると「マイナンバーは○○○○だけどね.....」とまた同じように銀行の暗証番号を言ってくる(泣)。

お袋が保管しそうな場所をしばらく探してみたが見つからない。

さて、どうしたものか?

来週役所に相談してみよっと。

 

っにしても、新しくできたマイナンバーってのは老人、特にうちのように認知症の老人にはその意味ですら認識するのは難しいのではないか?