認知症と診断された母の記録

2014年に認知症(初期)と診断された母。遅まきながらその症状等を2017年夏より備忘録として綴っていこうと思います。既に過ぎ去った過去のあれこれについても思い出したときに追記していきたいと思います。

歯医者と眼医者へ

今日は嫌がる母を近くの歯医者と眼医者に連れて行くために訪問。
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何故嫌がるのか本心は分からないが、怖いとかではなく「面倒くさい」というのが本音なんだと思う。

数年前から奥歯に穴があって食後にはいつも詰まっていた。何度も歯医者に行けと言ってきたがその度に「もう歳なんだから行かん!」とか言って頑なに拒否されてなかなかつれていけなかった。

少し前に奥歯が抜けたようで今回は「歯科検診」を名目に何とか行く気にさせたとこだ。

当日訪問するとやはりグズる。「前にココは治療するところで検診する所じゃないって言われた!」とか訳の分からないウソまでついて抵抗してきたが、聞かないふりして強引に連れ出す。ついでに緑内障の眼医者も数ヵ月行っていないからあわせて連れていく。

歯科検診。レントゲン等取ったがやはり結構悪い状態。抜けた奥歯の隣の歯も片足が溶けてなくなっていてその隙間に物がつまるとのこと。歯槽膿漏、かなりの歯石の付着等治すところがたくさん。

取り急ぎ、明後日から治療開始で奥の歯を抜くところから。

次に眼医者も行く。目薬注さずに4ヶ月ちかくいたから眼圧が高くなって来ているとのことで、先生に少し呆れられる。

部屋に戻る前にスーパーで昼と夜の弁当を買うというので、その間を利用して薬手帳を取りに戻って歯医者に見せに行く。問題なく治療開始できるとの事。

買い物を終えたお袋を見つけるが、弁当以外にもやはり余分に惣菜とロールケーキを買っていた。冷蔵庫には惣菜もまだまだたくさん残っているしロールケーキも昨日買ったばかりで丸々一箱家にあるのに。こうして、母の家には要らんものが溢れていくのであった。

家に戻ると歯医者に言ったことも覚えていない。「えっ?そんなとこ行った?何しに?」と。

最近、ホントにものが覚えられなくなっている。聞いた事(例えば今日の日付)を1分もたたないうちにまた聞いてくる。何度も。

日記を盗み読みすると好きな自転車散歩でも道が分からなくなってきているしホントにヤバい時が迫ってきているのかもしれない。