認知症と診断された母の記録

2014年に認知症(初期)と診断された母。遅まきながらその症状等を2017年夏より備忘録として綴っていこうと思います。既に過ぎ去った過去のあれこれについても思い出したときに追記していきたいと思います。

娘夫妻からの夕食誘いがドタキャンされた!

2017.12.17(日) 

 

買い物帰りに夕方4時ころ母邸訪問。夕方4時ころで外はまだ明るいがホントに寒い季節になった。母は在宅していた。気分良さそうにしていた。

 

聞くと、娘家族から夕食の誘いがあったとのこと。日常が単調なのでこういうのがうれしいのだ。普段はあまり気にしない身なりも少し気になるようで「何を着ていこうかな。」とうかれて早くも着替えに入る。着替えが終わったと思ったら化粧も!まぁおしゃれに気を遣うのは良いことだ!

 

「でも、どうせ私が払うのよ!」とぶつぶつ言いながら財布の中身を確認する母。確認したことをすぐ忘れちゃうから数分おきに「ちゃんとお金入ってるかな?」と何度も財布をあける母を見ていると忘れるというよりやはり覚えられないんだなと思う。

まぁそれでもうれしい「お誘い」自体は忘れていないのでそういったことは覚えていられるようだと少し安心はある。

 

恒例の冷蔵庫チェック。

同じ総菜のパックは数えきれないほど、ピザトースト(4枚パック)が4袋、みかん12個入りが4袋、プチトマトが3パック、ヨーグルト12個などなど。

 

買い物行く前に 今日買うもの をメモしてから行きなさい。と何度も言ってるが言うことを聞かない。忘れているというよりいつもと違う行動をする(メモを取って買い物する)ことが嫌なようだ。

 

母はいつも昼に近くのスーパーでその日の夕食用の弁当と翌朝のトースト類を買う。ついでにどうしてもいくつかの総菜とフルーツなどを買ってしまう。母の中ではセットで買うことが日課になっているので一日で食べきれないものがどんどん累積されて溜まっていってしまう。

 

今日も既に夕食用の弁当は購入済みだったが、夕食に誘われたので不要になり私に持っていけとスーパーのレジ袋に入れて渡してきた。ありがたく頂戴することにした。

 

夕方5時ころになり、娘婿より電話が入る。いつも迎えに来るときに電話をくれることになっているので母は「もう近くまで来たのかな?」と嬉しそうに電話に出る。

電話の会話は母の応答しか聞こえないが、何か雲行きの怪しい感じの話になっている感じだ。電話を切るころには意気消沈というか半分憮然とした顔になっていた。どうやらキャンセルになったようだ。

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どうした?と聞くと。失礼しちゃうわ。なんだと思ってるの!化粧までしたのに!と少しお怒りモード。母はこのキャンセルで相当ショックを受けたようだ。

このままだと精神衛生上良くないと思い。「じゃあ、俺と食べに行こう!」と誘ったが時すでに遅し、相当ショックだったのか意固地気味に「もういい。外出たくない!」と(汗

 

頂戴した弁当は返還。

 

母からの話だから確実性は疑わしいが、私の推察も含めるとこんな感じの話。

 

1.娘(私の姉)と孫は出かけているので、それを迎えに行くついでに母を拾って一緒にどこかのレストランで夕食をとろうと義兄が気を使って母を誘ってくれた。

2.義兄が出先にいる姉に連絡したところ「今日は息子と二人で食べてから帰る」と言われた。

3.想定が崩れた義兄からキャンセルの電話が入った。

 

義兄はとても優しい人で、母をとても気遣ってくれる。非常にありがたい。

しかしながら、姉とのコミニュケーションがうまく取れていないことが多く、今回も一人先走りでうちの母を誘ってくれたようだ。姉からまさかの「拒否」回答で焦ったであろう。

好意で誘ってくれて有難いことこの上ないのではあるが、結果こういうふうに母の精神に支障をきたすようなことになると迷惑でもある。どうせなら、姉ときちんと話した後で誘って欲しかった。

 

心配だから明日、また顔出してみよう。