認知症と診断された母の記録

2014年に認知症(初期)と診断された母。遅まきながらその症状等を2017年夏より備忘録として綴っていこうと思います。既に過ぎ去った過去のあれこれについても思い出したときに追記していきたいと思います。

連日の母詣で

2017.12.3 母邸訪問。

昨晩、ポストに入っていた封書を見て電話をしてきた。孫・姉夫婦と夕食して帰ってきたところだろうか?

「保険会社からまた書類が送られてきた。読んでもよく分からないから来て。」と大したことないのに不安そうな声で召集がかかる。
役所やらいろんな会社の契約関係書類やらが送られてきても何のことだか、どうしたら良いのか理解できなくなっている。分からないとプチパニックになってしまうので「送られてきた書類は開封せずに置いといて。」と言ってあるのだが、やはり開封してプチパになったようだ。

開封した書類があるとずっと不安状態が続いてしまうので、連日の母詣でとなった。

今日も運動がてら川沿いの遊歩道を歩いて母邸に向かう。約20分の距離だ。

母は在宅していた。
卓の上にその書類がやはり開封されておいてあった。保険会社からの要請は「個人番号(マイナンバー)を報告してくれ」と、ただそれだけのことだ。
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前にも記事にしたが、母は「マイナンバー」を理解していない。何度説明しても理解してもらえないので自分も理解させることは既に諦めている。
今回も「マイナンバーって何?そんなの知らんよ。○○○○かな?」と以前と同じく銀行の暗証番号○○○○と混同している。

取り敢えずコピーとって送るだけなのだが、どこを探しても「個人番号通知書」が見つからない。念のために発行しておいたマイナンバーカードは私が保管しているので、そちらをコピーすることにする。書類は私が持ち帰って投函することとする。

さて母は、今日もまたみかんとトマトを買ってきてしまったようだ。スーパーに行くと、まだ開封もしていないのが家にあることはすっかり忘れてしまっているからだ。当然ストックが増えて母邸にはみかん、トマトともに3袋ずつが流し台の横に貯まっている。
因みに苺も2パック、バナナも2房まるまる置いてあった。まぁ、美容には良さそう、つて、ここは、フルーツ天国かっ!

認知症の影響は地味にこう言うところにも現れているのであろう。